卓球チェコＯＰ福原愛が優勝　リオ五輪代表へ花を添える！代表3枠目を狙う吉村は準優勝！

9月上旬に世界ランキングの発表が行われます。このランキングの上位2人が、シングルス日本代表に決定します。その発表前、8月最後の大会であるチェコＯＰが行われました。結果は見事に福原愛が優勝となりました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チェコＯＰ・福原愛の成績 1回戦福原４ＶＳ２黄怡樺（TPE・78位） 2回戦福原４ＶＳ０陳思羽（TPE・43位） 3回戦福原４ＶＳ１シャン・シャオナー（GER・15位）準々決勝福原４ＶＳ１李皓晴（香港・36位）準決勝福原４ＶＳ２ハン・イン（GER・12位）決勝福原４ＶＳ０田志希（韓国・21位）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　今季、故障から本格的な復帰の年となった福原愛でしたが、世界卓球では2回戦で敗退。その敗れたビレンコを、リオ五輪代表のライバルである伊藤美誠が破るなど、今季の流れを暗示する大会になりました。確かな足跡を残した伊藤、混合ダブルスで銀メダルを獲得した石川佳純などの活躍が目立ち、福原は代表争いで出遅れた印象を受けました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　その前後の福原のワールドツアーの成績は、ドイツＯＰ1回戦敗退、スペインＯＰ準決勝敗退、クロアチアＯＰ2回戦敗退と、序盤は調子が良いとは言えませんでした。そして、ランキングを上げていく伊藤美誠に追われる立場になり、苦しい時期があったと思います。しかし、チャレンジシリーズが続くフィリピンＯＰで準優勝、オーストラリアＯＰで優勝するに至って、調子を上げていきました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　強い選手とは粘れる選手、競り合いの時に4－3で勝ち切れる選手だと思いますが、福原愛に勝負強さが戻ってきたように感じました。その後は、ジャパンＯＰ2回戦敗退、韓国ＯＰ優勝、中国ＯＰベスト8、ブルガリアＯＰ準優勝、チェコＯＰ優勝と、素晴らしい成績を残したと思います。世界卓球の前後の元気のなさは心配させるものでしたが、振り返ってみれば、リオ五輪代表にふさわしい活躍でした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ちなみに、チェコＯＰの決勝の相手・田志希とは、ブルガリアＯＰの準決勝、オーストラリアＯＰ決勝でも対戦して、福原が勝利しているので、相性が良いのかもしれません。田は中国から韓国に帰化している選手で、打球点が高い、切れ味鋭いショットを武器にしています。ともかく、リオ五輪では再び、福原愛の試合が見れることになりそうです。また、団体3枠目を狙う男子の吉村は、惜しくも準優勝となりました。